エグゼクティブサマリー
成果と強み
- 高水準な全体満足度: 平均満足度8.1/10、NPS +33と高評価を達成。修了生層は満足度9.2と突出。
- 講義の質と学び直しの価値: 「原点に立ち返れた」「在学中以上の納得感」といった声が多く、修了生の学び直しニーズに強く合致。
- 対話の場の価値: 期や立場を超えたディスカッション・ワークシートが高く評価され、青楠会ならではの価値を発揮。
明確になった重要課題
- オンライン体験の格差(最大のボトルネック): 満足度は東京校8.8に対しオンライン6.0(差-2.8pt)。音声トラブルやZoom切断が直撃。
- 1日での完成設計の限界: 理念完成度★4以上は42%にとどまり、「スローガン未完成」「本質まで届かず」の声。
- 価格と支払意欲のギャップ: 価値の評価は高いものの、実際の支払可能額(中央値7,500円)との乖離が存在。
| プログラム・項目 | 評価 | 要点と参加者の反応 |
|---|---|---|
| 第一部 午前:特別講義 「理念を創る〜絶対性と相対性の融和」 |
◎ 高評価 | 「久しぶりに講義を受け、原点に立ち返れた」「在学中に理解できなかったことが今日理解できた」など絶賛。満足度を最も押し上げた要素。定期開催を望む声多数。 |
| 第一部 午後:ワークショップ 絶対性→相対性融和→スローガン発表 |
○ 課題あり | 期を越えた壁打ちやワークシートの言語化支援は好評。一方、完成度★4以上は42%に留まり、「時間が足りず未完成」という時間設計の難しさが露呈。 |
| オンライン併用の運営 ハイブリッド環境 |
× 最大課題 | 東京校8.8ptに対しオンライン6.0ptと大差。批判者2名は共にオンライン参加。マイク集音不足・Zoom切断・部屋割り不備が直撃し、回答率も38%に低迷。 |
| 第二部:懇親会 リアル会場のみ(7名参加) |
- 未測定 | 自由記述では交流ニーズが高かったものの設問未設計のため定量評価なし。次回は評価項目への組み込みが必須。 |
主要KPIダッシュボード
参加ファネルと歩留まり
参加環境・属性別の指標格差
参加場所(東京校 vs オンライン)および属性(修了生・在学生)による体験満足度の二極化状況
| 分類区分 | 参加数 | 回答数 | 回答率 | 平均満足度 | 平均推奨度 | 平均完成度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京校(対面) | 11名 | 9名 | 82% | 8.8 | 8.6 | ★3.56 |
| オンライン・他校舎 | 8名 | 3名 | 38% | 6.0 | 5.0 | ★1.67 |
| 修了生(OB/OG) | - | 5名 | - | 9.2 | 9.0 | ★3.60 |
| 在学生 | - | 6名 | - | 7.3 | 6.7 | ★2.67 |
NPS内訳 (Net Promoter Score)
スコア:+33(推奨 50% / 批判 17%)
※批判者2名は共にオンライン参加。中立者の推奨転換で+60〜70台へ伸長可能。
満足度 & 推奨度 スコア分布
10点が最頻値の一方で、オンライン起因の低評価が存在
理念完成度の自己評価
平均:★3.08(★3=期待値通り)
※満足度8.1に比べ手応えは控えめ。「持ち帰り検討」層が多数。
価格受容性(支払ってよい金額)
「提供価値」と「個人の可処分所得・支払許容度」の間にある乖離構造の把握
※「価値自体は10万あると感じるが個人出費としては厳しい」という声が象徴的。
定性分析:自由記述のテーマとインサイト
アンケート各設問で言及されたキーワード頻度と深層心理の読み解き
テーマ別言及者数(延べ件数)
※自由記述欄よりキーワード照合により算出(N=12)
満足度の源泉は「岸波先生の講義」×「期を超えた対話」
講義単体や個人ワークだけでなく、世代・立場を超えた他者との壁打ちがセットになったことで10点満点の評価が創出。修了生にとっては極めて有用な「定期的な知的原点回帰」の場として機能しています。
不満はコンテンツではなく「ハイブリッド環境・インフラ」に集中
午後のディスカッション時のマイク集音不良、Zoom切断トラブル、部屋構成の未設計がオンライン体験を損ねました。環境不備を解消すれば、それだけで全体のNPSを跳ね上げることが可能です。
「未完成」は「継続・伴走プログラム」への需要の裏返し
「時間が足りず30字スローガンに至らなかった」「持ち帰って考える」という声は、参加者の強い意欲の表れです。単発で終わらせず、事後フォロー会やMPDx等での共有コミュニティへ接続する絶好の機会です。
「理念から事業構想へ」の落とし込みへの強い関心
「理念は抽象的・大きすぎる」「事業化はもっとコンパクトな視点が必要」という声があり、理念→ビジョン→事業構想→計画をつなぐ実践的ステップの続編企画が求められています。
回答者個別データ一覧
満足度・推奨度順ソート(全12件)
| 氏名 | 属性 | 場所 | 参加区分 | 満足度 | 推奨度 | 完成度 | 支払許容額 | 10万円価値 | 主な回答・特記事項 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 回答者A | 在学生 | 東京校 | 全参加 | 10 | 10 | ★4 | - | はい | 特になし |
| 回答者B | 修了生 | 東京校 | 全参加 | 10 | 10 | ★4 | 2,000円 | いいえ | 10万円の価値はあるがお財布事情から2000円だと嬉しい |
| 回答者C | 修了生 | 東京校 | 全参加 | 10 | 10 | ★3 | 20,000円 | いいえ | 2万円くらい |
| 回答者D | 修了生 | 東京校 | 全参加 | 10 | 9 | ★4 | 100,000円 | はい | 10万円 |
| 回答者E | 修了生 | 東京校 | 全参加 | 9 | 9 | ★4 | 10,000円 | いいえ | 経済的負担が大きいと参加を躊躇してしまう |
| 回答者F | 在学生 | オンライン | 全参加 | 8 | 10 | ★2 | - | いいえ | 「理念は大きすぎる。事業化はもっとコンパクト」★フォロー会最適対象 |
| 回答者G | 在学生 | 東京校 | 全参加 | 8 | 8 | ★3 | 5,000円 | いいえ | 事前の資料・成果物がある前提 |
| 回答者H | 在学生 | 東京校 | 全参加 | 8 | 7 | ★4 | 3,000円 | いいえ | 3,000円 |
| 回答者I | 修了生 | 東京校 | 途中から | 7 | 7 | ★3 | - | いいえ | - |
| 回答者J | 研究生 | 東京校 | 全参加 | 7 | 7 | ★3 | 50,000円 | いいえ | 5万円 |
| 回答者K | 在学生 | オンライン | 全参加 | 7 | 4 | ★2 | 1,000円 | いいえ | 1,000円(批判者判定) |
| 回答者L | 在学生 | オンライン | 全参加 | 3 | 1 | ★1 | - | いいえ | 理由未記入。要個別フォロー・ヒアリング |
次回開催に向けた改善アクションプラン
アンケートデータと課題分析に基づく優先度別ロードマップ
オンライン併用の音響設備・配信運営の刷新
背景・根拠: オンライン参加者の満足度6.0、推奨度5.0と著しく低迷。批判者2名の主因は「マイク集音不足」「Zoom切断」「ブレイクアウト部屋割りの不備」。
反転学習の導入による「時間不足」解消
完成度★4以上が42%。「スローガン未完成」の解消に向け、絶対性ワークを事前課題として1週間前に配布。当日は対話とフィードバックに集中。
事後フォロー会・スライド共有の仕組み化
「持ち帰り検討」層が多数。講義スライドを配布するとともに、1ヶ月後にオンラインで「スローガン完成フォロー会(60分)」をセットで開催。
| 優先度 | 課題項目 | 施策内容 | 達成目標 |
|---|---|---|---|
| 中 | フィードバックの深化 | ファシリテーター間の事前目線合わせと「問いのガイド」作成。修了生の理念策定事例の紹介。 | 「気づき」回答 90% |
| 中 | 理念から事業構想へ | 理念→ビジョン→事業構想の連携フレームワーク講義の追加。続編「理念を実装する」の企画。 | 続編申込 15名以上 |
| 中 | 受容価格に基づく価格設計 | 在学生無料・正会員割引を維持しつつ、一般3,000〜5,000円設定。伴走付きプレミアム枠の新設。 | 参加率維持+収支改善 |
| 低 | アンケート設計改善 | 懇親会評価項目の追加。セッション終了前の5分間「記入タイム」をプログラム内に確保。 | 回答率 80%以上 |